【数の理解④】10の理解とは?算数の土台になる十進法の考え方

数の理解シリーズでは、

① 一対一対応
② 1〜3の理解(サブタイジング)
③ 5のまとまり

を紹介してきました。

この流れの中で、
次に大切になるのが

**「10の理解」**です。

実は、小学校の算数の多くは
10を基準にして考える仕組みでできています。

そのため、10の理解が安定すると
算数の学習がとてもスムーズになります。


目次

10の理解とは?

10の理解とは、

10を1つのまとまりとして捉える力のこと。

例えば、

10 → 1つのまとまり
20 → 10が2つ
30 → 10が3つ

このように、
数を「10のかたまり」で考える力です。


10はただの数じゃないんですか?

実は算数では、10は“特別なまとまり”として使われています。


算数は「十進法」でできている

私たちが普段使っている数の仕組みは

十進法(じゅっしんほう)

です。

十進法とは、

10を1つの単位として数を表す方法。

例えば、

10 → 10が1つ
25 → 10が2つと5
43 → 10が4つと3

このように、

10のまとまり + あまり

で数ができています。

小学校の算数では、

  • 繰り上がり計算
  • 繰り下がり計算
  • 2桁の数
  • 位取り(十の位・一の位)

など、すべて十進法をもとにしています。


5のまとまりから10の理解へ

前回の記事では
5のまとまりを紹介しました。

例えば、

7 → 5と2
9 → 5と4

という考え方です。

この理解が進むと、

5 + 5
= 10

というまとまりが見えるようになります。

つまり、

5のまとまりは10の理解につながるステップなのです。

「5と5で10」を理解することの大切さ

10の理解を育てるうえで、
特に大切なのが

5と5で10になる

という感覚です。

たとえば、

6 → 5と1
7 → 5と2
8 → 5と3
9 → 5と4

と考えられるようになると、

あとどれだけで10になるかが
自然に分かるようになります。


どうして5と5が大事なんですか?

「5と5で10」が見えると、
繰り上がり計算がとても分かりやすくなるんです。


「10を作る力」が計算を支える

たとえば、

8 + 5

を考えるとき、

8 → 5と3

なので、

8 + 5
= (5 + 3) + 5
= 10 + 3
= 13

このように、

まず10を作る

という考え方ができるようになります。

これは小学校で学ぶ

繰り上がり計算の基本的な考え方です。


手を使うと理解しやすい理由

5と5で10の理解は、
手の指を使うととても分かりやすくなります。

例えば、

片手 → 5
両手 → 10

という経験は、
子どもにとって自然な「10のまとまり」になります。

そのため、

5のまとまりを理解することは
10の理解の準備でもあります。


家庭でできる「10づくり遊び」

10の理解を深めるには、

10を作る経験を増やすことが大切です。

例えば、

  • 「7はあといくつで10?」
  • 「6といくつで10?」
  • 指で10を作る

こうした遊びの中で、
子どもは自然に

5と5で10

という感覚を身につけていきます。


10の理解が弱いと起こりやすいこと

10のまとまりが理解できていないと、

  • 繰り上がり計算が難しい
  • 2桁の数の理解が不安定
  • 数の大きさがイメージしにくい

ということが起こりやすくなります。

逆に10の理解が進むと、

  • 計算が速くなる
  • 数の仕組みが分かる
  • 算数への自信がつく

という変化が見られます。


家庭でできる「10の理解」の育て方

特別な教材がなくても、
日常の中で育てることができます。


① 10を作る遊び

「いくつ足すと10になる?」

7 + □ = 10

この遊びは
数の分解・合成の力も育てます。


② 10のかたまり作り

ブロックやおはじきを使い、

10個を1つのかたまりにします。

13 → 10と3
17 → 10と7

この経験が十進法の理解につながります。


③ 10ずつ数える

10
20
30
40

と、10の単位で数える経験も大切です。


計算の練習を先にしたほうがいいですか?

10の理解があると、計算は自然に分かるようになります。


数の理解は順番で育つ

このシリーズで紹介してきたように、

数の理解は次の順番で育ちます。

① 一対一対応
② 1〜3の理解(サブタイジング)
③ 5のまとまり
④ 10の理解

この流れが整うと、

  • 足し算
  • 引き算
  • 繰り上がり計算
  • 2桁の数

といった算数の学習が
とても理解しやすくなります。


まとめ|10は算数の大きなまとまり

算数では、

10を1つのまとまりとして考える力

がとても重要です。

そして、その土台には

  • サブタイジング
  • 5のまとまり

といった経験があります。

焦って計算に進むより、
この順番を大切にすることが

算数が苦手にならない近道です。


数の理解シリーズ一覧

数の理解シリーズでは、
数量感覚の土台を順番に解説しています。

▶ 【数の理解①】一対一対応とは?
▶ 【数の理解②】1〜3の理解(サブタイジング)
▶ 【数の理解③】5のまとまりとは?
▶ 【数の理解④】10の理解とは?(この記事)

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